燃料電池
著者名 | 日本化学会 編 渡辺 政廣 責任編集 |
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発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2005年03月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 184ページ |
ISBN | 978-4-621-07559-3 |
Cコード | 3343 |
ジャンル | 化学・化学工学 > 材料化学 > 有機材料・高分子材料 |
内容紹介
高効率・無公害の燃料電池は、地球規模の環境問題の解決の重要手段として、広い応用分野があり、21世紀のエネルギー利用形態に一大変革をもたらす新基盤産業に発展するポテンシャルを有する。しかし燃料電池は規模の大小にかかわらず、その仕組みや構成は一種のプラントであり、化学、物理などの基礎科学や電気、機械、情報処理などの基礎工学を統合したものである。多くの企業、大学、研究所では実用化に向けて取り組みを始めているが、性能、信頼性、コストの点でなお克服すべき課題も多く、新しい分野のため燃料電池に関する知識や技術を持った人材にも乏しいのが実状。本書は、人材育成の一助として開催されている日本化学会「実力養成化学スクール」のためのテキストに加筆したもので、燃料電池の基礎から、国内外の研究開発の現状、技術の最先端、さらに知財調査や特許出願の実際に至るまでをカバーした画期的な書。
目次
1章 燃料電池の電気化学
2章 固体高分子形燃料電池
3章 FC用燃料電池・精製触媒の基礎
4章 メタノール直接型燃料電池の基礎
5章 溶融炭酸塩形燃料電池―基礎と現状
6章 燃料電池と知的財産