地球環境読本II

地球環境読本II

環境再生・共生を考えるための31のヒント
著者名 加藤 尚武
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年08月
判型 四六 188×128
ページ数 246ページ
ISBN 978-4-621-07454-1
Cコード 0036
ジャンル 社会科学

内容紹介

「環境倫理学」の第一人者である加藤尚武・鳥取環境大学学長がまとめ上げる「環境読本」の第二弾。環境大スタッフが総力を挙げて執筆した前著『地球環境読本―人間と地球の未来を考えるための30のヒント』の続編。類書にはないテーマ設定・切り口で「環境問題」を具体的に論じることで、環境問題を深く考えさせさせる構成。目次から分かるように、大学教養課程の環境系講義、そして高校の総合学習でも十二分に活用できる内容。各分担執筆者が、環境について多角的に考えさせる議論を展開。続編では「環境改善の試みによる成果」に重点を置くとともに、コラムを新設して環境マンガなども紹介。

目次

第I部 環境再生
 第1話 環境再生・水俣
 第2話 湖と森と人を結ぶ霞ヶ浦アサザプロジェクト 
 第3話 中国緑化協力プロジェクト――砂漠緑化はここまで進んだ
第II部 実践の手法
 第4話 スローフード・スローライフ、そしてスローハウス
 第5話 環境NGOの未来――「パートナー」の条件
 第6話 ドイツのリサイクル政策(4R)
 第7話 「自然の権利」訴訟とは 
 第8話 フェアトレード
第III部 環境技術
 第9話 風力発電の有効性
 第10話 IT・バイオ技術の効力は
 第11話 エコカーの未来
 第12話 ユビキタス社会と環境保全
 第13話 環境と交通
 第14話 トレーサビリティの実際
第IV部 環境と政治・経済・法律
 第15話 循環型社会のキーコンセプト(拡大生産者責任)
 第16話 ゼロ・エミッションへの挑戦 
 第17話 再考! 水不足・水汚染
 第18話 ODAの中味と実際
 第19話 京都議定書が意味するもの
 第20話 ヨハネスブルク・サミットをどう評価するか
 第21話 ディーゼル規制の核心
 第22話 戦争で環境はどれだけ汚れるか
 第23話 グローバリゼーションと環境破壊――貿易と環境の相克
 第24話 環境経営格付の方向――経営者には持続可能な社会構築に向けて何が求められるか
第V部 環境思想
 第25話 持続可能性の定義論争
 第26話 予防原則とは何か
 第27話 シーア・コルボーンの警鐘―環境ホルモン・再考
第VI部 環境教育
 第28話 環境学習の実際―どこまで体験可能か
 第29話 ビオトープから何を学ぶか
 第30話 動物園が環境教育施設になるために
 第31話 環境教育の質的転換

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定価:1,980円
(本体1,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定