界面・コロイド/ナノテクノロジー/分子エレクトロニクス/ナノ分析

界面・コロイド/ナノテクノロジー/分子エレクトロニクス/ナノ分析

著者名 日本化学会
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年03月
判型 A5 210×148
ページ数 328ページ
ISBN 978-4-621-07241-7
Cコード 3343
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

本シリーズでは、化学関連各分野の世界の最先端研究の現状と課題および将来動向についてまとめ、21世紀の新たな化学研究の潮流を探る。個々の研究分野の融合・複合領域や他研究分野との境界領域も多数含まれており、将来の化学研究の新たなシーズを浮き彫りにする。第VI巻には、コロイド・界面化学はナノテクを先導する、分子ナノテクノロジー、分子エレクトロニクス、ナノ分析化学の4分野を収録。

目次

I コロイド・界面化学はナノテクを先導する  
  はじめに――コロイド・界面化学はナノテクを先導する
 パート1 ナノ構造をつくり、機能を見る
  1. 金属ナノ粒子で何ができるか?
  2. 電子顕微鏡とSTMでナノワイヤを創る、見る、測る
  3. ナノスケールでは量子効果による分子の膨らみが効く
  4. 自己組織化でナノ規則構造を制御する
  5. 自己組織化で有機/無機ナノ薄膜をつくる
  6. カーボンナノチューブ分散液は不安定なコロイドなのでどうしましょう?
 パート2 ナノ構造を観察する  
  7. 分子ナノパターンを形成し、その構造・機能を見る
  8. 固-液界面の液体の挙動を分子レベルで見る
 パート3  ナノ構造を応用する  
  9. コロイド・界面化学で美しい肌を保つ
  10. ゲルは進化する
II 分子ナノテクノロジー  
  はじめに
  1. 自己組織化と分子ナノテクノロジー
  2. ナノプローブによる分子スケール構造・物性評価の現状
  3. 長鎖アルキル基を導入した機能性有機分子のHOPG上における単分子像
  4. 単一分子の振動励起――反応と分光
  5. ナノの世界で電子はどのように動くか?
  6. バイオナノプロセス
  7. 金ナノ粒子ネットワークで回路をつくる
  8. 自然に学び、自然を超える分子ナノテクノロジー
  9. 生体に学ぶ分子ナノテクノロジー――光合成から医療まで
III 分子エレクトロニクス  
  はじめに――化学が先導する融合分野
 パート1 分子素子を創って組み上げる  
  1. 単一分子で回路を創る
  2. 溶液中で組み上げる
  3. 固体表面に組み込む
 パート2 分子の電子機能を測る  
  4. 分子と金属の接合
  5. ナノ電極で測る
  6. 走査プローブ顕微鏡で測る
 パート3 分子コンピューターへの展開  
  7. ナノテクと分子デバイスとの出会い
  8. シリコンと分子との出会い
  9. 分子コンピューターへの道
IV ナノ分析化学  
  はじめに――ナノ分析化学――極限計測に挑む
  1. 新しい分離場の設計と構築
  2. 微小空間中のナノ表面を利用した分析化学――マイクロチャンネルによる分離分析
  3. DNA解析技術
  4. 生きた単一細胞内の化学過程を可視化する蛍光プローブ分子――生命現象を担う細胞情報伝達の動態分析
  5. 微量元素のスペシエーション分析――古くて新しい課題
  6. シンクロトロン放射光X線分析の最先端――ナノ計測から物質史へ
  7. 表面プラズモン共鳴化学センサー
  8. 単一微粒子の分光分析
  9. ナノ空間のフェムト・ヨクト分析化学

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定価:4,180円
(本体3,800円+税10%)
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