内容紹介
地中海、ティレニア海、ナポリ湾と狭まって形成されたナポリ湾には17,000種以上といわれる多種多様な生き物が生息する海のホットスポットである。1872年設立のナポリ臨海実験所(Satazione Zoologica di Napoli Anton Dohrn)は海洋生物学の領域では屈指の研究施設として知られており、世界各地の臨海実験所や水族館に大きな影響を与えた。本研究所の歴史的な役割、様々な収蔵物を説きつつ、生物学の持つ魅力についても語りたい。
目次
緒言
第一章 ダーウィン進化論の申し子、ナポリ臨海実験所
第二章 アルベルト・モンロイと発生生物学(
第三章 玉手箱の中から―ナポリのおもしろ生き物列伝物
第四章 ナポリ実験所標本室の謎
コラム―ヒトデとウニの卵のお話
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