内容紹介
本書のテーマは、日本人の奥底に眠るメンタリティをさまざまな角度から掘り起こすこと。2015年4月より明治大学リバティアカデミーで開講された連続教養講座「日本人の魂の古層を探る」より3名の講義をセレクトしたものに、中沢新一の語りおろしを加えたかたちで刊行。日本人の死生をめぐる諸観念(金山)、宮古島の祭事を手掛かりにした谷川南島論の読解(居駒)、宮沢賢治と石原莞爾のユートピア観の比較(岩野)、古層を探るこれまでのアプローチの検証と21世紀の民俗学の可能性、と盛りだくさんの内容です。
目次
まえがき 金山秋男
第1章 常世の思想 金山秋男
第2章 魂の還る処――民俗学者、谷川健一さんとの対話 居駒永幸
第3章 石原莞爾から宮沢賢治へ――古層をめぐって 岩野卓司
第4章 〈古層〉の探りかた 中沢新一 聞き手=編集部
索引
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