内容紹介
本書は、地方自治体、福祉現場を20数年見てきた著者がその経験の上に立って、わが国の現在の立ち位置をよく見定め、超高齢社会をどう受け止め、どう乗り越えるか、そのチエ、ノウハウを地方現場の目線で眺めていこうとするものである。
目次
1 はじめに―超高齢化社会とは:増大する社会保障費と消費税アップ問題―
2 これまでの日本の福祉を支えてきたもの―「家族の介護力」「地域支えあい」ともに次第に弱く―
3 介護保険、介護サービス
4 進む少子化、人口減少社会、どうとめるか―このまま進んだら日本はどうなる―
5 新たに介護予防事業が登場―これへの批判と問題指摘―
6 近づく多死社会―あなたは終末期、「死」とどのようにして向き合うか、迎えるか―
7 介護職員の離職増加とその待遇問題
8 在宅介護
9 施設介護(その1)
10 施設介護(その2)
11 医療
12 長寿の時代
13 変わる葬式と墓地
14 高齢者虐待、児童虐待
15 定年・年金
16 生活保護
17 成年後見制度
18 ひろがる無縁社会
19 現代の貧困、とくに若者の貧困
20 高齢化する都市・変わる都市