内容紹介
本書は、戦後ドイツの経済指導理念たる「社会的市場経済」の理念と政策について、その創設者アルフレート・ミュラー=アルマックの言説に基づき分析している。アメリカの新自由主義とは異なるドイツ独自の自由主義が明らかにされる。
目次
序論 構成と課題
第1章 社会的市場経済の歴史と概要
第2章 社会的市場経済の思想的源流
第3章 ヴァルター・オイケンの経済秩序理論
第4章 社会的市場経済の秩序理論
第5章 社会的市場経済とオイケンの秩序理論の比較分析
第6章 社会的市場経済の経済政策
第7章 社会的市場経済の社会政策
第8章 ドイツの社会保障制度の改革
第9章 EUリスボン条約と社会的市場経済
終章 グローバル化時代における社会的市場経済の展望