内容紹介
放射線診断とIVRが急速に増加し高線量の手技も多いなか、患者と医療スタッフ双方を守るために、放射線防護教育の充実は切迫した課題となっています。本書はこの現状を踏まえ、ICRPが初めて「医療における放射線防護教育」をメインテーマとしてまとめた勧告です。放射線教育についての現状分析ののち、放射線科以外の医師・医療スタッフや医療機器の保守/開発担当者、規制当局職員までを視野に入れて、総合的な放射線診療の関係者を17カテゴリーに分類し、担当業務ごとに必要なカリキュラムと時間数などをきめ細かく提言。医学教育関係者、学会関係者、医療機器メーカーの方にも大いに役立つ内容です。