内容紹介
IMRT(強度変調放射線治療)、VMAT(強度変調回転放射線治療)、トモセラピー、IGRT(画像誘導放射線治療)、呼吸同期などの先進放射線治療では、病巣に対する精密な線量分布を実現し副作用を抑えて治療成績を向上させています。これらの新しい技術は、治療の計画から準備・実施・検証までコンピュータ制御が不可欠で、複雑さの増大から新しいリスクも生じています。本書は、先進技術におけるエラーやミスの事例とその背景を解説し、事故回避の対策を提言。放射線治療医、診療放射線技師、医学物理士、病院管理者、機器の保守エンジニア、行政関係者などに向けた、安全な放射線治療のための指針です。Publ.86とともにご活用ください。