内容紹介
今般、歩行中・自転車乗車中の交通事故死者数の割合は、他の主要先進国に比して高い状況にあることや、通学中の子供たちが巻き込まれる事故が繰り返されることなど、身近な道路の安全対策は急務となっています。さらに加えて、維持管理の観点や、使用材料の最近の状況などを踏まえ、解説の見直しを行いました。 今回の改訂の主な内容は、以下のとおりです。 1.幅員が狭い道路においても歩行者等を保護できるようにするため、歩道等への車両の進入防止と歩行者等の横断防止などを目的とした「生活道路用柵」について解説を追加 2.支柱地際部の防錆・防食対策、点検時の対応等について、解説を追加 3.防護柵に用いられる材料や防錆・防食処理について、近年の使用実績や新たなJIS規格等を踏まえ、解説の例示を更新 本書が、この設置基準の適正な運用に役たつとともに、安全な道路交通環境の実現に大きく寄与するものと確信しております。
目次
第1章 総則
第2章 車両用防護柵
第3章 歩行者自転車用柵
第4章 共通事項
関連通達
参考資料
出版社からのメッセージ
本書は『防護柵の設置基準・同解説 (平成20年改訂版)』(2008年2月刊行 ISBN:978-4-88950-127-8)の改訂版です。