内容紹介
立体横断施設は、交通事故防止のため、昭和40年代に飛躍的にその整備促進が図られました。その後、利用者からの横断歩道橋の改善を求める声、地下横断歩道の積極的な設置など利用しやすい立体横断施設の整備に対する社会的要請が強くなっていました。 このような背景のもとで、立体横断施設整備の現状を見極め、立体横断施設の技術基準を実態に即したものに改めるべく、当協会の交通工学委員会において検討が進められました。 建設省は、同委員会に於ける成案をもとに取りまとめを行い「立体横断施設技術基準および道路標識設置基準について」(昭和53年3月22日都市局長・道路局長)として通達されました。 本書は、この基準の実施に当たっての運用、基準作成の背景等について解説したものであります。 なお、III地下横断歩道編は、新たに基準として追加されたものであります。
目次
I 設置基準編
II 横断歩道橋編
III 地下横断歩道編