内容紹介
腰痛を訴える患者の85%以上を占める非特異的腰痛。非特異的腰痛の病態は多種多様であり、客観的な評価が難しく、その本態はいまだに十分解明されていない。現況はなお群盲象をなでる感がある。最先端の脊椎外科に20年間従事し、その後33年間にわたり外来で延べ4万人もの脊椎関連の症例を診療した筆者が、多種多様な症状を呈する非特異的腰痛の原因、病態、治療、しのぎ方、ふせぎ方についてこれまでの臨床経験を踏まえ、まとめた一冊です。
目次
第1章 腰痛大国日本 1-1 腰痛はなぜ多いのか 1-2 腰痛とは、非特異的腰痛とは何か、他 ∕ 第2章 高齢者の脊柱について知っておきたい用語 2-1 ロコモ・ロコトレ 2-2 サルコペニア・サルコペニア肥満、他 ∕ 第3章 非特異的腰痛の発現機序 3-1 椎間板性腰痛はどうなったのか 3-2 Posterior division syndrome と仙腸関節機能障害 ∕ 第4 章 腰痛患者の治療、しのぎ方・ふせぎ方 4-1 腰痛の治療 4-2 腰痛のしのぎ方・ふせぎ方 ∕ 第5 章 赤児は腰痛対策優等生、高齢者の師匠 5-1 赤児の姿勢・動作 5-2 ヒトはなぜ赤児の会得したコツを捨てるのか
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