内容紹介
本書は「天球のラビリンス」シリーズの第３巻。前半では傾斜した円環波、球、楕円体、トーラスなどの表面波、さらには多様体内部の流動波やラセン波など循環する多くの自己回帰調和波を詳細に述べている。後半では分数形式の加法合成原理とその応用、そして卵形体とサナギ形多様体、波状環トーラスなどの興味深い球体類を記し、また無限を確率に取り込んだ確率表現について述べている。新たな方法論による今までにない幾何学書である。
目次
第１編 基礎論 ／ 第１章 球体類と加法合成 第２編 自己回帰調和波としての表面波 ／ 第２章 傾斜した円環波 ／ 第３章 調和球面波／ 第４章 円環トーラス表面波、他 第３編 流動波とラセン波 ／ 第８章 多面体内部に埋め込まれた調和流動波 ／ 第９章 自己回帰ラセン波 第４編 分数形式の加法合成原理 ／ 第１０章 分数形式の加法合成原理 ／ 第１１章 分数形式をもった自己回帰調和波と多様体 第５編 特殊な多様体 ／第１２章 ３次元空間での卵形体とサナギ形多様体 ／ 第１３章 水平円環波の回転体 ／ 第１４章 波状環トーラスと埋め込み構造、他 第６編 球体類の確率表現 ／ 第１７章 多様体の内部空間での確率的一様性／ 第１８章 第３種の多様体および自己回帰調和波における確率表現
