内容紹介
「ジグソー法」は、アメリカの著名な社会心理学者Elliot Aronsonが考案した学習方式であり、「『技能としての協力』を身に付け、共感し合える人間関係を築く」ことが目指されている。本書では、「ジグソー法」誕生の背景や目的について整理し、同時に筆者の実践の一部を紹介。「グローバル化」「多様性の尊重」「異文化理解」が叫ばれる一方で、消えない偏見と差別。相互理解を進めるための一つの方法としてジグソー法を紹介する
目次
1章 ジグソー法の背景と思想-学校文化の変容のために/2章 ジグソー法が目指すもの-アロンソンらの「初期論文」から/3章 ジグソー法の修正版について/4章 Cooperative learning とCollaborative learning/5章 学生参加型授業への挑戦/6章 教職科目におけるジグソー法の実践と課題