内容紹介
タブーのごとくこれまで触れられていないミース作品における黄金比の存在とミースが生涯にわたって言及し続けたにもかかわらず、ほとんど論じられていないミースの建築理念としての「オーダー」を手掛かりに、ミースにまつわる謎に迫る。
目次
序章 冷徹な建築と生の開花 第1章 建築家ミース誕生,アーヘンからベルリンへ
第2章 ミース,幾何学,黄金比:造形を支える隠れた幾何学 第3章 1926年の「大いなる理解」:時代から人間へ
第4章 「全体」:人間,自然,建築をつなぐ 第5章 「オーダー」を求めて
第6章 ミースの建築理念としての「オーダー」と黄金比 終章 本当のところ