内容紹介
戦争の止まない世界情勢、不安定な日本政治、不景気な経済界、若年世代の非正規雇用の増加、その中で消費・娯楽にうつつを抜かす多くの人…。物理学研究者として一線を歩んできた著者が、社会を斬り、文学を語る、示唆に富む随筆集。
目次
第一章 科学とその周辺 空間の大小と時間の長短/外国語について/原子力問題について/遠隔治療の不思議
第二章 文学閑談 青春前期の詩/文学詩人の女性歌手/書き出しの名文/本を読む興味、読み方の違い
第三章 世に知られた人たち 「私の履歴書」読後感 第四章 社会の考察 正論とは/政治および政治家/警察および機動隊/新聞、ジャーナリズムおよびマスコミ考/五輪と非正規雇用
第五章 生活の積み重ね 前のめりがちの姿勢/そなえよ常に/失敗は成功の元/夫唱婦随
第六章 人生論 見事な女性歌手二人/行き交う友/川の流れ