文学、社会、歴史の中の女性たち<Ⅰ>
-学際的視点から
著者名 | 白百合女子大学ジェンダー研究会 編 |
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発行元 | 丸善プラネット |
発行年月日 | 2012年02月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 210ページ |
ISBN | 978-4-86345-116-2 |
Cコード | 0090 |
ジャンル | 人文科学 > 歴史学 |
内容紹介
本研究会は、2009年に白百合女子大学において学科横断的に教員有志で始まる。3年目を迎える2012年、ジェンダーを切り口としたこれまでの本学および海外における合同シンポジウムでの研究発表をまとめ、今後の女子教育の方向性を模索する一つの手がかりとなることを目指し、本書は刊行された。
目次
私はどのように台湾フェミニズムにたどりついたのか/ アニエス・ヴァルダの『幸福』と遠藤周作の中間小説―『さらば、夏の光よ』と「霧の中の声」における「妻」の幸福と自殺/ 王朝女流文学の隆盛―文芸観という観点から/ 明治期の女性観と文学/ 児童文学の中の少女たち/ 現在における植民地記憶の再現とその可能性―陳玉慧『海神家族』と津島佑子『あまりに野蛮な』が描く一九三〇年代の植民地台湾/ 二十世紀の女性キリスト者、神谷美恵子と須賀敦子に見る思想とその表現方法/ アメリカ小説に見る女性教師像/ 特殊性の表れ―鄭清文の小説における歴史、身体、そして妻/ 女性の叙階問題をどう理解するか―ジェンダーの視点から/ 環境と女性をめぐる批評的考察を目指し