内容紹介
綿密な文献調査、実地検分、実験等により日本の食文化史に新たな視点を投じる著作の第四弾。今回取り上げるは日本の麺料理と和菓子のルーツである「索餅」。その起源と展開を丹念に解明する。
目次
はじめに
第1章 中国で生まれ、日本に伝わった索餅 第2章 日本で変化した索餅 第3章 索餅のつくりかた
第4章 索餅をどうやって蒸したか 第5章 古代人の小麦粉づくり
第6章 ポピュラーで楽しい食べものだった「めんの索餅」 第7章 八種唐菓子として尊重された「お菓子の索餅」
第8章 小麦粉めんの急速な発達と日本への伝来 第9章 小麦粉めんに圧倒された「めんの索餅」
第10章 しんこ餅に変化した「お菓子の索餅」 第11章 世界の文化遺産、日本料理を護った二つの高橋家
第12章 江戸時代の「お菓子の索餅」とその図 第13章 索餅の「お菓子説」「変化説」「めん説」を精査する
第14章 まとめ