内容紹介
メンタルヘルス不調の課題を抱えた事業場で、なぜメンタルヘルス不調・休職・再休職が減ったのか? 本書では、環境要因主体の適応障害、ストレス反応,反応性うつ状態などのメンタルヘルス不調、医療を要しないが職務能力低下にかかわる軽度の日常的なうつを対象に、公衆栄養学、進化生物学、神経生物学などの知見を合わせメンタルヘルス不調改善の知恵、施策についてまとめています。 うつと腹部肥満の共通の原因の理解こそ鍵です。事業場の人事担当者・管理監督者・衛生管理者、産業医・保健師など産業保健スタッフ、医療関係者におススメです。
目次
第1部 労働者の観察
1章 長時間労働者への面接指導の有効性とは/2章 メンタルヘルス不調リスクの高い労働者とは/3章 うつのリスク要因とは
第2部 なぜこうなったか
4章 グローバリゼーション/5章 心理行動医学的介入で肥満が改善する/6章 なぜメンタルヘルス不調者や休職者が減ったのか/7章 なぜメンタルヘルス不調再休職が減ったのか/8章 生活習慣改善の物語(ナラティブ)/9章 改善の見通し