内容紹介
本書では、分野横断的な視点に立って市民生活を真正面から捉え、社会基盤の整備と維持管理を 効率的で効果的に行うための新たな方法論として、公共サービスの設計・提供における縦割り行政 の弊害を解消するための新たな方法論として、分野間、部門間の話し合いのための共通言語として 、「市民生活行動学」を提唱しています。 市民生活行動学とは、市民生活とそれに関わる諸事象を人間行動の視点から研究する学際的な学問のことです。 本章では、代表的な生活行動を中心に、社会環境の変化が各種生活行動に与える影響、市民生活 行動変容という視点を取り入れ、市民の目線からみた部門横断型政策の立案に欠かせない「市民生 活行動調査」を提案し、それに基づく多様な生活行動の間の関連性に関する研究成果を紹介し、様 々な角度から「市民生活行動学」の姿を描いています。
目次
Part1 関連し合う生活行動
Part2 社会環境の変化と生活行動
Part3 市民生活行動変容
Part4 市民生活行動学の未来