内容紹介
土木学会では、人々の暮らしを支えてきた歴史的な土木施設とその役割を、未来を考えるための財産として見つめ直し、後世に伝えることを目的に、平成12年に選奨土木遺産制度を創設し、北海道からはこれまでに「小樽港北防波堤」、「函館水道施設群」、「旭橋」、「石狩川捷水路」など34件を選奨土木遺産と認定しました。 本書では、そのうち11件を厳選し、その計画から、設計、建設に至るまでの過程を詳しく紹介しています。特に、建設に携わった技術者に焦点をあて、私たちの先達が北海道開発に注ぎ込んだ知恵と情熱を読み取っていただければ幸いです。
目次
1 北海道の開発と土木技術
2 北海道の土木遺産と技術
3 今につながる土木遺産の技術