岩盤斜面崩壊のハザード抽出と影響評価

岩盤斜面崩壊のハザード抽出と影響評価

発行元 土木学会
発行年月日 2014年08月
判型 A4 297×210
ページ数 155ページ
ISBN 978-4-8106-0680-5
Cコード 3051
ジャンル 土木・建築 >  土木 >  土木一般

内容紹介

岩盤斜面で発生する規模の大きな崩壊は、非常にスパンの長い地質学的な時間スケールの中で発生する自然現象であり、その発生時期や要因を明確に特定することが非常に難しい現象です。 岩盤斜面のハザード研究小委員会では、このような危険な崩壊に対し、人間の生活スケールと岩盤斜面崩壊の時間的スケールの違いを考慮しつつも見落としなく抽出して保全対象への被害影響を評価する、すなわちハザード評価を行うための方法論について議論しました。 委員会では、崩壊事例を収集し新しい計測・観測技術を用いて岩盤斜面崩壊位置の特定をめざす活動と、斜面崩壊が発生した場合どのような影響が及ぶかを数値解析による評価をめざす活動とを実施し、最終的にいくつかの事例を双方から検討することで、全体を通した大規模な岩盤崩壊に対する解決策の提案を行いました。 岩盤斜面への対処を求められた技術者にとって有益な指針になることを希望しております。

目次

1 本書の背景と課題の整理
2 岩盤斜面崩壊の特徴
3 岩盤斜面崩壊の調査と計測
4 岩盤斜面の危険個所のハザード評価
5 岩盤崩壊シナリオとハザード評価の方法
6 まとめと今後の課題

定価:2,860円
(本体2,600円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定