内容紹介
もはやHIV疾患は専門医だけが扱う特別疾患でなくなった。抗HIV療法(ART)以降の「死に至らない病」としての究極のプライマリケアが、ここにある。東京医科大学病院臨床検査医学科の長年の実績に支えられたアプローチ(診断のコツ,頻度の高い合併疾患、日和見感染症のプライマリケア的マネジメント、告知方法、コメディカルの関わり方、針刺し事故、ART療法など)が1冊にまとめられ、最終章には同科主催のHIV症例検討会の模様が50頁にわたりリアルに再現。青木眞客員教授の鑑別疾患のパールは、要必見。
目次
1章:序 論
1.HIVの概念
2.HIVの疫学
3.HIVの検査・診断
2章:HIV感染症,診断のコツ
1.総合診療の視点から
2.皮膚科の視点から
3章:各症例から見つけるHIV
1.血球減少
2-1.消化器症状
2-2.肝炎
3.呼吸器症状
4章:日和見感染症のプライマリケア的マネジメント
1.PCP(ニューモシスチス肺炎)
2.サイトメガロウイルス感染症・カポジ肉腫
3.神経症状をともなうAIDS症例
5章:HIV感染症の告知方法
6章:HIVをめぐるコメディカルの関わり方
1.看護師
2.薬剤師
3.MSW
7章:HIV感染者の針刺し事故への対応
8章:ARTの考え方
9章:HIV治療開始後の長期合併症対策
10章:症例検討会①②(real pearl workshop)
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