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夜空を見上げて星を観測しよう!天文学をもっと身近に感じる本特集!

夜空を見る機会が増えるこの季節。教養として学べる天文学関連書籍を集めました。


『天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙 イーハトーブから見上げた夜空』

NEW!!『天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙 イーハトーブから見上げた夜空』

谷口 義明 著
渡部 潤一 著
畑 英利 著

定価:2,640円(本体2,400円+税10%)

四六・256頁

ISBN:978-4-621-30734-2

宮沢賢治(1896-1933)は日本を代表する詩人・童話作家の一人で、岩手県花巻市に生まれ、わずか37年の生涯の中で膨大な短歌と詩、童話を書き残した。幼い頃から鉱物や植物の採集に興味を持ち、地質の調査に取り組み、教師や農業指導者としての一面を持っていたため、彼の作品には科学知識が随所に盛り込まれている。代表作『銀河鉄道の夜』はいまから100年前に書かれたものながら、18世紀末頃に確率された「現代天文学」で理解できる部分も多いという。

アインシュタインが一般相対性理論を発表してからおよそ10年後、岩手で教師として過ごした賢治は、天文学の専門知識をいつどこで得たのか。すべてが創造だとしたら、いったい賢治は宇宙をどのように見ていたのだろうか。天文学会きっての賢治マニアとして知られる天文学者の著者が、賢治作品の中から天文学に関連する記述を取り上げ、天体写真などとともにその謎や信憑性について考察する。

『ついに見えたブラックホール 地球サイズの望遠鏡がつかんだ謎』

『ついに見えたブラックホール 地球サイズの望遠鏡がつかんだ謎』

谷口 義明 著

定価:2,750円(本体2,500円+税10%)

四六・196頁

ISBN:978-4-621-30518-8

昨年春、天文の一大ニュース「ブラックホールシャドウの撮影成功」が世界を駆け巡った。1916年のブラックホールの予測から百年あまり、ついにブラックホールの存在が確認されたのだ。

本書は、今回の発表に立ち会った人気天文学者:谷口教授による、その成果とこれからを楽しむための解説本。

重力で時空をゆがめるブラックホール。そもそもどんな天体かといった基礎知識から、戦場で発見された歴史、今回の大きな役割を果たした地球サイズのイベントホライズン望遠鏡の取り組みや技術、さらには残された謎にいたるまでを軽快な口調で説明。近年の研究も織り交ぜ、ニュースのその先にも触れることができる。また、今後の発表が待たれる天体についても見どころを紹介。

大発見の理由がわかるだけでなく、これからの天文ニュースも待ち遠しくなる一冊。

『アンドロメダ銀河のうずまき 銀河の形にみる宇宙の進化』

『アンドロメダ銀河のうずまき 銀河の形にみる宇宙の進化』

谷口 義明 著

定価:2,420円(本体2,200円+税10%)

四六・212頁

ISBN:978-4-621-30407-5

肉眼や双眼鏡でも観測できるアンドロメダ銀河。天文学では「渦巻銀河」と分類されるが、渦巻はどこに見えるだろうか。本書では、人気の高いこの銀河の「形」からその育ち方を探る。これから銀河について知りたい方にもわかりやすく、注目点や疑問を解消しながら図とともに丁寧に解説。渦巻やリングのでき方、衛星銀河との関係、銀河の合体など、銀河の形について考えていく。さらに、さまざまな銀河や最新の知見もあわせて紹介。アンドロメダ銀河の正体を探るうちに、銀河がどのように生まれ、育ち、死んでいくのか、宇宙の進化を知ることができる。

『宇宙のつくり方』

『宇宙のつくり方』

原書名:HOW TO BUILD A UNIVERSE―FROM THE BIG BANG TO THE END OF THE UNIVERSE

真貝 寿明 訳
鳥居 隆 訳

定価:3,520円(本体3,200円+税10%)

B5変・224頁

ISBN:978-4-621-30050-3

いまから138億年前、時間も空間も存在しなかったどこかで、宇宙のすべてのエネルギーを含んだものが突如として解放されて、宇宙が誕生した。宇宙ははじめ超高温で煮えたぎるスープのような状態だったが、それが膨張し冷却されると、さまざまな粒子がつくり出された。それらの粒子が散り散りに拡がり集まって星が生まれ、その星が寿命をむかえて爆発したり、星同士が衝突したりして、粒子は宇宙空間へまき散らされていった。いくつかの粒子は、この後さまざまな奇跡によって、私たち人間をつくる要素(元素)になる。今日ここに私たちが生きているのは、これまでの数え切れない偶然と奇跡の積み重ねによって成り立っている。本書では、エネルギーがどのようにして物質に変化し、物質から星や銀河や私たちをつくり出す反応がどのような物理法則によっているのかを解説する。そして、宇宙をつくる方法を理解するのに役立つ科学的な発見や理論の進展も紹介する。

『COSMOS インフォグラフィックスでみる宇宙』

『COSMOS インフォグラフィックスでみる宇宙』

原書名:COSMOS ― The infographic book of space

吉川 真 訳

定価:3,300円(本体3,000円+税10%)

B5変・224頁

ISBN:978-4-621-30072-5

宇宙や天文で扱う大きさや距離はあまりに大きく、単に数字を示すだけでは想像するのが難しい。本書では、「インフォグラフィックス」という手法を使い、スケールや概念を目に見える形で表現している。扱う話題は非常に幅広く、人類の月探査、何十億光年にもわたって存在する銀河のようす、望遠鏡の原理や種類、宇宙論、地球外生命とのコンタクトまで、じつに多岐にわたる。各項目は見開き1テーマで示され、どのページからでも楽しめる。美しい写真を見ながら楽しむ「ビジュアル」な本とはひと味違い、本書には天体写真がほとんど登場しない。時空間的な広がりや、天体発見の頻度、宇宙空間での人体の変化など、さまざまな数値情報を可視化した本書は、ユニークで新しい比較の楽しみを教えてくれる。

『宇宙の「一番星」を探して 宇宙最初の星はいつどのように誕生したのか』

『宇宙の「一番星」を探して 宇宙最初の星はいつどのように誕生したのか』

谷口 義明 著

定価:2,090円(本体1,900円+税10%)

A5・162頁

ISBN:978-4-621-08476-2

宇宙137億年の歴史の中で最初の星がいつ生まれたか、どうやって形成されたのかを知ることのできる読み物。 宇宙最初の星を探すことで、銀河誕生の謎の解明につながると期待されている。現在の予想では、銀河の種である一番星が生まれたのは、宇宙年齢で1億から数億年の頃だと考えられている。それはつまり、はるか130億光年以上彼方の宇宙での出来事なのである。本書は、夜空の星から天の川へ、天の川から銀河系へ、銀河系から銀河へ、銀河から宇宙へ、宇宙から一番星へと、時間と空間をさかのぼる構成で一番星の誕生に迫る。


 

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