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同じ地球で生きる、絶滅危惧生物から生物多様性を学ぶ本特集

環境問題については近年多くの注目が集まるようになってきましたが、今まさに、100万種ともいわれる動植物が絶滅の危機にあるとされています。私たちは、絶滅の危機に瀕している生物をどのように守っていけばいいのでしょうか。

絶滅した動物や絶滅が危惧される動物の物語を知ることには、これ以上の種の喪失を避けるためのヒントが詰まっています。そうした動植物を通して、生物多様性や環境保全の重要性を学ぶこともできる本をご紹介します。


『人類が滅ぼした動物の図鑑』

原書名 Atlas of Extinct Animals

的場 知之 訳
長谷川 政美 監修

定価:5,280円(本体4,800円+税10%)

発行年月日 2021年06月

A4・96頁

ISBN:978-4-621-30629-1

「そして、その後もみな幸せに暮らしましたとさ。めでたし。めでたし。」

こう結ばれるおとぎ話は数多く存在するが、ここで紹介する41の物語の主人公たちには通用しない。幸せな結末を迎えることなく、滅ぼされてしまったのである。ほかならぬ我々人類の手によって。

なぜ、どのように絶滅してしまったのか。また、絶滅の危機に瀕した生物を目の前にしたとき、どのような対処をしてきたのか。本書では美しいイラストとともに解説されている。現在でも決して少なくない数の生物種が、絶滅の危機に瀕している。私たちは過去の物語を知ることで、未来をより良いものに変えることができるはずである。

原書は、ミュンヘン国際児童図書館が選ぶ国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」2020年版選定作、2020年チェコの児童文学賞「Zlatá stuha(金のリボン賞)」を受賞している。

 


『新版 絶滅哺乳類図鑑』

冨田 幸光 文
伊藤 丙雄 イラスト
岡本 泰子 イラスト

定価:13,200円(本体12,000円+税10%)

発行年月日 2011年01月

A4・256頁

ISBN:978-4-621-08290-4

「子どもから大人まで楽しめる図鑑」と好評だった「絶滅哺乳類図鑑」の新版。目の上に巨大なツノをもつエラスモテリウム、「よろい」のような背甲と鬼の金棒のような尾をもつドエディクルス、オオカミのような姿をした最古のクジラ類パキケトゥス。絶滅した哺乳類たちは恐竜におとらずその時代のニッチに適した素晴らしい個性をもっていた。 本書は、もう見ることのできない絶滅哺乳類たちの多様な種の進化、系統、地理的拡散、収斂進化、古生態などの歴史を、分岐分類学や分子系統学をふまえた最新の古生物学と精密な復元画により解説、紹介する。


『絶滅危機生物の世界地図』

原書名 The Atlas of Endangered Species

武田 正倫 訳
川田 伸一郎 訳

定価:2,860円(本体2,600円+税10%)

発行年月日 2005年11月

B5変・130頁

ISBN:978-4-621-07643-9

鮮やかな写真や世界地図と共に、地球上の絶滅危惧生物の分布やそれを取り巻く状況を解説。単に危惧種を取り上げるだけではなく、生物多様性のもろさや品種改良された家畜の運命、貴重な動植物の輸出入の実態についても、IUCNのレッドデータなどを元に分かりやすく解説。様々なテーマごとに色分けされ、各種のデータや資料が付された世界地図を通して、地球上の絶滅危惧生物やそれを取り巻く状況が一目で分かる。解説文を読めば、人間が生態系に与えた影響や国際的な保護への取組み等についても一層深く知ることができる。各国の絶滅危惧種の種数や保護区に指定されている場所のデータも収録。環境問題や絶滅危惧種に関して調べたい人にとって必携の書であることはもちろん、イラストや美しい写真がふんだんにあり、見るだけでも楽しめる一冊。


『森林学の百科事典』

日本森林学会 編

定価:24,200円(本体22,000円+税10%)

発行年月日 2021年01月

A5・694頁

ISBN:978-4-621-30584-3

多様な生態系からその管理・利用を社会とのかかわりまでを一挙紹介。植物、動物などの生態系から林業、里山、災害まで森林学を一望できる事典。構成する樹木や菌・動物などとの相互作用、生態系としての森林、林業・工芸品・里山・レジャーなどでの管理・利用面、獣害・害虫・気候変動などの影響などを紹介。人と森林との付き合いは古く、森林は常に手を入れられてその多様性を保ってきた。歴史的な側面も紹介。


『タツノオトシゴ図鑑』

原書名 SEAHORSES A Life -Size Guide to Every Species

曽我部 篤 訳

定価:3,080円(本体2,800円+税10%)

発行年月日 2018年04月

A5変・160頁

ISBN:978-4-621-30205-7

背中の小さな鰭を揺らしながら直立して泳ぐ姿。鱗のない体。細い口。モノにつかまることができる尾っぽ。そして周囲になじむ擬態――。不思議だらけで魅力満載な魚。本書では、知られざるタツノオトシゴの真の姿を徹底解説。全42種の美しい生体写真や原寸大シルエットに、生態に関する最新の研究成果を添えて解説。さらに、シードラゴンやパイプフィッシュなど、多彩な近縁種も15種紹介します。


『ホタル学 里山が育むいのち』

古河 義仁 著

定価:2,090円(本体1,900円+税10%)

発行年月日 2011年05月

A5・144頁

ISBN:978-4-621-08389-5

ホタルを見る行為は、平安時代の「ホタル見」、江戸時代の「ホタル狩り」、現代の「ホタル観賞」と、およそ1,200年も続いてきたが、言葉が表すように自然の中から一歩下がって、窓越しに眺める対象に変わりつつもある。このままでは、ホタルの舞う日本の原風景は、人々から忘れ去られ、里山に乱舞するホタルの姿も消えてしまうかもしれない――本書は、南西諸島を除く日本国内で見ることができるホタル9種類の解説をはじめ、ホタルの舞う本来の自然環境の風景を紹介するとともに、より最新の知見を交えてゲンジボタルの一生、そして食餌として重要視されているカワニナについても記載し、まとめとしてホタルを取り巻く現状の問題点を列挙。ホタルと自然環境を保全、または復元する上での方向性を明示した。掲載されているすべてのカラー写真は、筆者撮影による自然風景写真であり生態写真である。どんな詳細な解説よりも多くのことを伝えてくれるだろう。

イラストで学ぼう!北極圏の動物たちシリーズ

『イラストで学ぼう!北極圏の動物たち 全7巻セット』

坪田 敏男 監訳

定価:15,400円(本体14,000円+税10%)

B5変・各32頁

ISBN:978-4-621-09723-6

美しいイラストと魅力的なデザイン、北極圏に住んでいる著者たちによる興味深い解説、子供から大人まで楽しめるとてもユニークな「北極圏の動物たち」の本!
棲んでいる場所、食べ物、狩りの仕方、骨のかたち、赤ちゃんの育て方など、それぞれの動物の生態や面白い事実を美しいヴィジュアルとともに楽しく知ることができます。



ホッキョクグマ

定価:2,200円
(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-621-30444-0



イッカク

定価:2,200円
(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-621-30445-7



ホッキョクオオカミ

定価:2,200円
(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-621-30446-4



セイウチ

定価:2,200円
(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-621-30447-1



カリブー

定価:2,200円
(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-621-30448-8



ジャコウウシ

定価:2,200円
(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-621-30449-5



ホッキョククジラ

定価:2,200円
(本体2,000円+税10%)

ISBN 978-4-621-30450-1


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