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『オールコック・ルーベンスタイン動物行動学 原書11版』参考文献はこちら
原著論文の探し方と読み方
（訳者を代表して 松島俊也）
本書では1500 を超える原著論文や総説、専門書が引用されています。20 世紀半ばに発表されたものからごく最近の出版物まで多岐にわたります。数学や物理学と異なり、生物学、ことに動物行動学は膨大な経験と知見の蓄積の上に（そしてそれらを咀嚼した後に）構築される体系です。演繹的ではなく常に帰納的です。本書ではたった一つの図、ほんの数行の文章で紹介されている内容が、実は分厚い論文という成果の上に成り立っています。実際、膨大な実例を語り続けることの他に行動学を正しく語る方法はありません。
可能な限り原著論文に当たってみることを読者にお勧めします。関心を持った課題の論文に容易に近づくことができるよう、参考文献とDOI のリストの一覧を作成しました。アクセスは容易でも、原著論文を読むのは簡単ではありません。くどくどと長く、データは詳細を極めていて、教科書を読むようにはいきません。論文ひとつを読みこむには、数時間、場合によって数日、数週間もかかることでしょう。それ故に原著論文をお勧めするのです。研究者が動物の現実を相手に格闘したそのままに、本書の読者にも格闘をお願いします。
オープンアクセスの論文やJSTOR に掲載された論文はすぐpdf ファイルとして入手できるでしょう。それ以外の論文でも、アブストラクトや書誌情報が簡単に分かるようになっています。また論文の著者が所属する大学がデポジトリーとして論文の原稿を公開している場合もあります。検索エンジンや大学の研究者や図書館も活用できます。原著論文の他に単行本にもDOI コードが付されているものが多いのですが、このリストでは省きました。この参考文献を足掛かりに動物行動の広く深い世界へと踏み込んで行かれることを期待します。
「原著論文の探し方と読み方」（PDF）
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『オールコック・ルーベンスタイン動物行動学 原書11版』
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