内容紹介
人類は古代から夜空を見上げて宇宙への思いをはせてきたが、やがてその興味は、月から身近な惑星、さらに遠い冥王星やその先の太陽系の果てまで広がっていった。本書には、科学者や技術者が、ロケットや人工衛星、惑星探査機を宇宙に向けて飛ばし、太陽系の新しいすがたをつぎつぎと明らかにしてきた歴史が書かれている。先人たちの試行錯誤や、国どうしの技術開発競争も見どころ。22のアクティビティ〈ためしてみよう!〉コーナーでは、ロケットの原理や探査計画などを楽しく体験することができる。また8つの書きおろしコラムでは、最新のニュースや日本の事例も収録、本書で先史時代から2010年代までの太陽系探査をたどってみることで、人類の宇宙に関する知識が広がっていくよろこびを体験できるだろう。
目次
1 先史時代から1900年まで:空をながめる
宵の明星を見つけよう
惑星の軌道を描いてみよう
望遠鏡をつくろう
分光器をつくろう
2 1900〜1950年代:宇宙を目指すロケット技術
ロケットを打ち上げよう
冥王星まで歩いてみよう
人工衛星を探してみよう
3 1960年代:月へ,そしてもっと遠くへ
月の地図をつくろう
宇宙飛行士になりきってみよう
台所でクレーターをつくってみよう
4 1970年代:惑星の探査
惑星を暖めるものは?
有機物かどうか確認しよう
卵をパラシュートで落下させてみよう
5 1980年代:外惑星に向かう
2進コードってどんなもの?
地球からのあいさつ
台所で彗星の核をつくる
6 1990年代:宇宙望遠鏡と火星の探査車(ローバー)
メートル法の問題
7 2000年代:地球近傍天体,土星のリング,火星の海など
流星をかぞえよう
探査機を組み立てよう
3次元で火星を見る
8 2010年代:太陽系の外縁に向かって
自分の火星ミッション
ミッションマークをつくろう
書き下ろしコラム
月の古いクレーターの起源
水星は密度が高い
火星の巨大火山
イオの火山の巨大噴火
土星の衛星エンセラダスの海底熱水活動
天王星のハリケーン
冥王星のつぶやき
「はやぶさ2」,生命の起源を求めて
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▼ 補足資料
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