スペイン文化事典

スペイン文化事典

著者名 川成 洋
坂東 省次
セルバンテス文化センター東京 編集協力
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年01月
判型 A5 210×148
ページ数 922ページ
ISBN 978-4-621-08300-0
Cコード 0522
NDCコード 302
ジャンル 人文科学 >  人文科学_総記・事典

内容紹介

スペインに関する書籍は少なくないが、そのほとんどはガイドブックや読み物であり、スペイン文化全般についてまとめた事典は珍しい。本書ではスペイン文化ついて、「スペインという国」「文化・文化現象・ファッション」「美術・芸術」「建築・彫刻」「音楽・映画」「フラメンコと闘牛」「食文化」「スポーツ・教育」「文学・メディア」「知識人・知的活動」「言語・国民アイデンティティ」「社会・経済・政治・宗教」「スペインの歴史」「世界遺産・遺跡」という14分野・約400テーマを厳選し、「文化」という切り口からまとめ上げた。見開き2ページ構成、図版を多数用いた中項目事典なので、楽しく読み通すことができる。総勢148名の執筆者の中にはスペイン人も13人含まれており、スペイン人の視点も盛り込まれている。スペイン好きの知的好奇心を満たす一冊。

目次

1.スペインという国
 1.スペインの国土・気候・風土
 2.多民族国家
 3.人口・移民
 4.首都マドリード
 5.バルセロナ
 6.セビリャ
 7.グラナダ
 8.コルドバ
 9.カディス
 10.バレンシア
 11.サラマンカ
 12.トレド
 13.サラゴサ
 14.ビルバオ
 15.バレアレス諸島
 16.カナリア諸島
 17.モロッコ
 18.アンドラ公国
 19.スペインとEUとの関係
 20.スペインとラテンアメリカとの関係
2.文化・文化現象・ファッション
 1.パラドール
 2.パラドール:ロンダ
 3.パラドール:マラガ・ヒブラルファロ、マラガ・ゴルフ
 4.パラドール:レオン
 5.パラドール:サンティアゴ・デ・コンポステラ
 6.パラドール:グラナダ
 7.パラドール:カルモナ
 8.パラドール:シグエンサ
 9.パラドール:カルドナ
 10.サンティアゴ巡礼
 11.ロシオ巡礼
 12.サン・フェルミン祭
 13.バレンシアのファリャ(火祭り)
 14.セマナ・サンタ
 15.フェリア
 16.サン・ジョルディ
 17.ピナーラ祭
 18.三賢王の日
 19.サルダーナ
 20.スペインファッションのクチュリエたち
 21.レザー産業の伝統と靴
 22.芸術の域を極めるジュエリー
 23.ファストファッション
 24.世界的ブライダルウエア王国
 25.美容の国スペイン
 26.日本のポップカルチャー
3.美術・芸術
 1.スペイン美術
 2.パブロ・ピカソ
 3.「青の時代」
 4.《アビニョンの娘たち》
 5.サルバドール・ダリ
 6.《記憶の固執》
 7.《茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)》
 8.フランシスコ・ゴヤ
 9.《裸のマハ》
 10.《1808年5月3日》
 11.ジョアン・ミロ
 12.《星座》シリーズ
 13.ディエゴ・ベラスケス
 14.《フェリペ4世一家の肖像》
 15.《セバスティアン・デ・モーラの肖像》
 16.エル・グレコ
 17.《聖衣剥奪》
 18.《オルガス伯の埋葬》
 19.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
 20.《ローマのサンタ・マリア・マッジョーレの創建》
 21.《無原罪のお宿り》
 22.ジュゼペ・デ・リベーラ
 23.《アポロとマルシュアス》
 24.アントニ・タピエス
 25.フランシスコ・デ・スルバラン
 26.プラド美術館
 27.グッゲンハイム美術館
 28.国立ソフィア王妃芸術センター
 29.ミロ美術館
 30.ピカソ美術館
 31.ティッセン・ボルネミッサ美術館
 32.国立カタルーニャ美術館
 33.ダリ劇場美術館
 34.《ゲルニカ》
 35.ロマネスク美術
 26.ベアトゥス写本
4.建築・彫刻
 1.スペインの建築
 2.ロマネスク建築
 3.モサラベ建築
 4.ムデハル建築:その歴史的展開
 5.ムデハル建築:その様式的多様性
 6.メスキータ
 7.モデルニスモ
 8.リュイス・ドメネク・イ・モンタネール
 9.アントニ・ガウディ・イ・コルネット
 10.サグラダ・ファミリア贖罪聖堂
 11.モンセラート修道院
 12.サンティアゴ大聖堂
 13.トレド大聖堂
 14.レオン大聖堂
 15.グラナダ大聖堂
 16.フアン・マルティネス・モンタニェス
 17.エドュアルド・チリーダ
 18.ホルヘ・オテイサ
5.音楽・映画 
 1.スペインの音楽
 2.中世〜古典期の音楽
 3.近・現代の音楽
 4.イサーク・アルベニス
 5.エンリケ・グラナドス
 6.マヌエル・デ・ファリャ
 7.ホアキン・トゥリーナ
 8.フェデリコ・モンポウ
 9.ホアキン・ロドリーゴ
 10.フェルナンド・ソル
 11.フランシスコ・タレガ
 12.アンドレス・セゴビア
 13.ナルシソ・イエペス
 14.パブロ・デ・サラサーテ
 15.パブロ・カザルス
 16.ガスパール・カサド
 17.リカルド・ビーニェス
 18.アリシア・デ・ラローチャ
 19.プラシド・ドミンゴ
 20.ホセ・カレーラス
 21.ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス
 22.モンセラート・カバリエ
 23.民俗音楽
 24.ファンダンゴ
 26.トゥナ
 27 サルスエラ
 28.スペイン映画
 30.ルイス・ブニュエル・ポルトレス
 31.カルロス・サウラ
 32.ビクトル・エリセ
 33.ペドロ・アルモドバル
6.フラメンコと闘牛
 1.フラメンコとは
 2.パコ・デ・ルシア
 3.マノロ・サンルーカル
 4.ビセンテ・アミーゴ
 5.ニーニョ・リカルド
 6.セラニート
 7.ニーニョ・サビーカス
 8.アントニオ・カナーレス
 9.アントニオ・ガデス
 10.マリオ・マジャ
 11.クリスティーナ・オヨス
 12.マヌエラ・カラスコ
 13.カルメン・アマージャ
 14.アントニオ・ルイス・ソレール
 15.エル・チョコラーテ
 16.マヌエル・アグヘータ
 17.フェルナンダ・デ・ウトレーラ
 18.アントニオ・マイレーナ
 19.カマロン
 20.ヒターノ(ロマ)
 21.闘牛
 22.ペドロ・ロメロ
 23.ホセリート
 24.イグナシオ・サンチェス・メヒーアス
 25.エル・コルドベス
 26.ゴヤと闘牛
 27.ロルカと闘牛
 28.ピカソと闘牛
 29.ヘミングウェイと闘牛
7.食文化
 1.ワイン
 2.各地のワイン
 3.シェリー
 4.オリーブ
 5.ハモン
 6.チーズ
 7.カタルーニャ料理
 8.バスク料理
 9.ガリシア料理
 10.パエジャ
 11.トルティージャ
 12.ガスパッチョ
 13.タパス
 14.ピンチョス
 15.バカラオ
 16.アサード
 17.エル・ブジ
8.スポーツ・教育
 1.スペインのスポーツ
 2.サッカー:人気スポーツの現在
 3.サッカー:伝統と多様性
 4.テニス
 5.ゴルフ
 6.F1
 7.格闘技・武術
 8.幻のオリンピック
 9.初等・中等教育
 10.大学教育
 11.大学の歴史
 12.スペインの宗教教育
 13.移民に対するスペイン語教育
 14.DELE(デレ)
 15.自由教育学院
 16.アニマシオン
9.文学・メディア
 1.ミオ・シッド
 2.ルカノール伯爵
 3.『良き愛の書』
 4.ロマンセ
 5.騎士道物語
 6.セレスティーナ
 7.ガルシラソ・デ・ラ・ベガ
 8.ミゲル・デ・セルバンテス・サベドーラ
 9.ルイス・デ・ゴンゴラ
 10.ロペ・デ・ベーガ
 11.フランシスコ・デ・ケベード
 12.ペドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカ
 13.グスターボ・アドルフォ・ベッケル
 14.ベニート・ペレス・ガルドス
 15.ビセンテ・ブラスコ・イバニエス
 16.フアン・ラモン・ヒメネス
 17.ミゲル・デ・ウナムーノ――文学者として
 18.ピオ:バローハ
 19.アントニオ・マチャード
 20.フェデリコ・ガルシア・ロルカ
 21.ラモン・センデル
 22.アントニオ・ブエロ・バリェホ
 23.カミロ・ホセ・セラ
 24.ミゲル・デリーベス
 25.カルロス・ルイス・サフォン
 26.黄金世紀
 27.黄金世紀の演劇
 28.98年の世代
 29.27年の世代
 30.ガルシア文学
 31.カタルーニャ文学
 32.バスク文学
 33.ノーベル賞作家
 34.セルバンテス賞
 35.現代小説と文学賞
 36.児童文学
 37.現代劇
 38.現代詩
 39.新聞界
 40.日本における『ドン・キホーテ』
 41.ラテンアメリカの『ドン・キホーテ』
10.知識人・知的活動
 1.スペインの思想
 2.ルキウス・アンナエウス・セネカ
 3.イシドロ
 4.アベロエス
 5.マイモニデス
 6.アルフォンソ10世
 7.ラモン・リュル
 8.アントニオ・デ・ネブリハ
 9.バルトロメ・デ・ラス・カサス
 10.フアン・ルイス・ビーベス
 11.バルタサール・グラシアン・イ・モラーレス
 12.フランシスコ・フェレル
 13.ミゲル・デ・ウナムーノ:知識人として
 14.ラモン・メネンデス・ピダル
 15.ホセ・オルテガ・イ・ガセット
 16.アメリコ・カストロ
 17.サルバドール・デ・マダリアガ
 18.ハビエル・スビリ
 19.クラウディオ・サンチェス・アルボルノス
 20.マリア・サンブラーノ
11.言語・国民アイデンティティ
 1.スペインの言語状況
 2.スペイン語
 3.ガリシア文化
 4.ケルト文化
 5.ガリシア語
 6.バスク文化
 7.バスク語
 8.カタルーニャ文化
 9.カタルーニャ語
 10.アンダルシア文化
 11.アンダルシア方言
 12.スペイン語諸方言
 13.アラゴン語とアラゴン文化
 14.言語正常化法
 15.スペインの地域語の復興
 16.海外のスペイン語
 17.中南米におけるスペイン語
 18.日本におけるスペイン語
 19.セルバンテス文化センター
12 社会・政治・経済・宗教
 1.王室
 2.首相
 3.地方分権
 4.スペインの女性
 5.治安
 6.農牧業
 7.世界で注目を集める観光業
 8.ICT産業とビジネスチャンス
 9.エネルギー
 10.投資
 11.鉄道
 12.ナノサイエンス,ナノテクノロジー
 13.カトリック教会
 14.麻薬
 15.テロ
 16.イスラム教
 17.ユダヤ教
 18.仏教
 19.イエズス会
 20.オプス・デイ
 21.巡礼
 22.イグナチオ・デ・ロヨラ
 23.フランシスコ・ザビエル
 24.サンタ・テレサ
 25.サン・ファン・デ・ラ・クルス  
13.スペインの歴史
 1.ローマ・スペイン
 2.イスラム・スペイン
 3.レコンキスタ
 4.カトリック両王
 5.クリストファー・コロンブス
 6.大航海時代
 7.中世海事法(中世海事慣習法)
 8.異端審問所
 9.ハプスブルク・スペイン
 10.カルロス1世
 11.フェリペ2世
 12.天正遣欧使節
 13.慶長遣欧使節
 14.ハポン姓の人々
 15.スペイン継承戦争
 16.ジブラルタル
 17.ブルボン・スペイン
 18.スペイン独立戦争
 19.カディス憲法(1812年憲法)
 20.19世紀のバルセロナ都市再生拡張計画
 21.米西戦争
 22.第二共和制
 23.ファランヘ党
 24.社会主義運動
 25.アナキズム
 26.スペイン内戦
 27.ラ・パッショナリア
 28.ブエナベントゥーラ・ドゥルーティ
 29.国際旅団
 30.たったひとりの日本人義勇兵
 31.スペイン内戦と外国人作家と詩人,そして知識人
 32.フランコ独裁時代とは
 33.フランコ独裁時代の見直し
 34.フアン・カルロス1世
 35.1978年憲法
 36.ETAとバスク統治
 37.日本・スペイン交流史
14.世界遺産・遺跡
 1.アルタミラ洞窟とスペイン北部の旧石器洞窟壁画
 2.サンティアゴ・デ・コンポステラ旧市街
 3.サンティアゴ巡礼路
 4.バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院
 5.ガウディの作品群
 6.ボイ渓谷のカタルーニャ・ロマネスク教会群
 7.古都トレド
 8.アランフェスの文化的背景
 9.アビラ旧市街と市壁外の教会
 10.セゴビア旧市街とローマ水道橋
 11.サラマンカ旧市街
 12.エル・エスコリアル修道院とその遺跡
 13.アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区
 14.ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建築群
 15.アルハンブラ宮殿
 16.セビリャの大聖堂,アルカサル,インディアス総合文書館
 17.イタリカ
 18.コルドバ歴史地区
付録
 【付録1】スペイン・世界・日本 年表
 【付録2】主要都市マップ
 【付録3】世界遺産一覧
 【付録4】パラドール一覧
 【付録5】もっと知りたい人のための読書ガイド(分野・項目別)

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